ご挨拶



群馬県西洋調理技能士会
会長  佐俣 俊彦

 昨年は新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行され、私たちは、かつての平穏な日常を取り戻しつつあり、様々な場面で人と人とのつながりが回復してきました。 人と人との交流の大切さ、笑顔で集えることの素晴らしさを痛感しました。
 一方で、世界に目を向けますと、ロシアによるウクライナ侵攻が収束を迎えないまま、新たに中東での紛争が始まり、国際状況は緊迫化しています。
 国内においても急激な円安や物価高騰、人手不足など、経済の先行きについて不透明感が漂っています。
 そして、1月1日午後4時10分頃、石川県能登地方を震源とする地震が発生。倒壊多数で大きな被害に遭われたれ、上下水道は未だに完全復旧はしていません。

 このような中、令和5年度をふり返ってみますと、9月12日(火)ホテル・グランビュー高崎(スワン)にて、「ぐんまの食材探訪・シルクサーモンの魅力と試食会を開催しました。
 講師の有限会社あずま養魚場・代表取締役池田駿介氏よりあずま養魚所は日本名水百選「箱島湧水」の地にあり、恵まれた環境で魚を育てています。シルクサーモンの名前の由来、餌の工夫、2年で3K以上、水温の管理等、話された後会員から流通経路、金額等の質疑があり熱心に答えていただきました。
 その後、第2部としてホテル・グランビュー高崎スワンの鈴木料理長から、シルクサーモンを取り扱った感想、メニューの説明があり試食会が行われました。すべてシルクサーモンを使用していただき、特にシルクサーモンの低温コンフィの火の入れ方は抜群で会員はもちろん、生産者にとっても有意義な研修会になりました。
 また、表彰関係では11月22日(水)群馬会館ホールにて群馬県職業能力開発促進大会が開催され東日本調理師専門学校の五十嵐康之氏が群馬県優秀技能者表彰されました。

 今年度は大きな事業として「ものづくりフェスティバル2024inGメッセ群馬」が開催されます。会員皆様のご協力をお願いいたします。

 私ども西洋調理技能士会は、この令和6年度は状況に応じた対応・工夫をして事業を開催し、会員の技術及び資質の向上、地位向上に勤めて行こうと思いますので、皆様のご協力をお願いいたしまして挨拶とさせていただきます。

令和6年4月8日

群馬県西洋調理技能士会
〒370-1203 群馬県高崎市矢中町23-10
(東日本調理師専門学校内)